予防と対策について|精神科・心療内科|秋葉原メンタルクリニック

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なぜそのような対策が必要でしょうか?

なぜそのような対策が必要でしょうか?

診療科は異なりますが、外科手術の際には一定の割合で手術の合併症が出てしまうのは仕方がないことであると昔は考えられていました。たとえば虫垂炎の手術などをした後でも肺炎などの合併症が一定の確率で発生していたため入院期間も長期化していました。これに対して外科の医療に携わるすべての医師、看護師などの関係者が意識改革をしました。

手術が終った翌朝目覚めると傷の痛みや吐き気などの症状が残っていることがあります。それでも合併症の症状がなければ、薬で痛みや吐き気を止めて歩き回ることを看護師から指示されます。安静にしていても治るのですが、早期に歩き始めることにより
1)合併症のリスクを下げ、
2)ベッドから離れるのを早め、
3)退院を早めているのです。
つまり歩くことがリハビリテーションと予防を兼ねているのです。

外科の分野がかつて合併症を克服して来たのと同様に、メンタル科の治療でも早期からリハビリテーションと予防の活動を取り入れることが必要です。これにより、現在考えられている『メンタル疾患=社会機能障害』という偏見を覆せると秋葉原メンタルクリニックでは考えています。